APRIL 01 2020
・NPR Tiny Desk
言わずとしれたアメリカの公共ラジオ放送NPR(National Public Radio)による「Tiny Desk Concert」。
その名前の通り「デスク」で行われるコンサートは、NPRの音楽部門の事務所の一角をステージとして収録されているそうで、派手ではなく「こじんまりとした」雰囲気がまさに魅力の一つだ。
ステージの規模とは裏腹に、過去にはRobert Clasper, Adele, Tyler, The Creator, Chance the Rapper, Erykah Badu…など数え切れないほどの多くの豪華アーティストが登場。即興で作り上げられるバンド・チームとの兼ね合いも最高で、自宅でのリラックスにはもってこい。
・COLORS
天井から釣り下がったマイクと、鮮やかな背景の色が特徴的なライブ系チャンネル「COLORS STUDIO」。比較的ラッパーが多く、国籍問わず若手アーティストや、これから注目すべきアーティストをキャスティングしている特徴があり、ディグにも持ってこい。(実はマイクはCGで、背景が単色なのも、グリーンバックで場所を問わず色々な場所で撮影しているからだそう)
・Kinda Neat
Lee Shaner による音楽ライブ + Podcast チャンネル「Kinda Neat」。
全てのアーティストが音楽ライブとPodcast形式のインタビューに登場し、2部形式で動画が構成されている。登場するのはインディペンデントに活動するアーティストのみで、「インディペンデント・ミュージシャンのために、さらにプロモーショナルなプラットフォームを作り上げるために作られた」と創業者も語っている。ライブだけでなく、アーティストについての情報がインタビューで深く知れるのが特徴的。
・triple j
オーストラリアの国営ラジオ放送(National Australian Radio Station)がユース向けに運営する音楽番組「triple j」。
主にオーストラリア出身のアーティストを取り上げているものの、過去にはBillie Eilish, Little Simz, A$AP Rocky, Childish GamiboなどUK・USからの大物アーティストが登場し、レジェンドの作品をカヴァーするなどレアなライブ映像もチェックできる。
・Genius
こちらも言わずと知れた音楽メディアGenius。歌詞の共有だけでなく、Genius は動画コンテンツが非常に豊富。アーティスト本人がリリックの解説を行う「Between the Lines」や作品についてのインタビュー、解説、ディスカッションを行う「FOR THE RECORD」も勿論魅力的だが、個人的にオススメしたいのは、有名アーティストがアップカミングな若手アーティストのMVを観て評価する「The Cosign」、そしてプロデューサー / ビートメイカーがヒット作品をどのように制作したかを解説する「DECONSTRUCTED」の二つの企画だ。Ice Cubeが TDEのReason をべた褒めした回は特に最高である。
・Splice
「Splice」は他の音楽系チャンネルとは異なり、ラッパーではなく、プロデューサーやビートメイカーに向けた動画作りを行なっているチャンネル。DAWのソフトウェアHow Toや、SouthsideやBo1-Daといったトップ・プロデューサーへのインタビューを配信しており、ビートメイクに興味のある人は要チェックだ。
・ニート東京
もはや説明不要だが、SEEDAが主催し、〜5分ほどのインタビュー動画を中心に配信するチャンネル。日本のアーティストだけでなく、Doja Cat やThundercat も登場するなど、豪華かつユニークなコンテンツを配信している。過去の衝撃的なエピソードを問う質問も多く、ラッパーのトーク力が試される。
・blackfilestv
SPACESHOWER TVによるヒップホップ / ラップに関連するアーティストのインタビュー、ライブ映像を配信するチャンネル「blackfilestv」。「オタク IN THE HOOD」というアーティストの自宅にインタビュアーが訪問し、アーティストの生活を明らかにしていく企画は一度は観たことがあるのではないだろうか。
8年前から配信をスタートしており、動画の数もかなりの量で、内容も濃密なので、Stay Home & Chill にはもってこい。
・Qetic
「時代に口髭を生やす」ニュースメディアQetic による新企画「フッドめし」。アーティストが自身のソウルフードを紹介し、リスペクトしあうアーティストとともに、ただただ飯を食らう!というグルメ番組。音楽だけでないアーティスト、ラッパーたちの一面が見られる。コロナが落ち着いたら、登場したお店に食べに行こう!
・HIPHOP DNA
HIP HOP DNAは海外の最新HIP HOPのニュースや、音楽、ファッション、ライフスタイルを紹介するWEBメディア。YouTube では日本を拠点にするラッパーを中心にインタビュー動画を公開している。豊富すぎる知識を持つShiho Watanabe をインタビュアーに迎え、こちらも濃密な裏話をチェックできる。MCだけでなくヒップホップ / ラップ・シーンに携わるビートメイカー、フィルマーなどにもインタビューを行っているのもDNAならではだ。
・GQ 「10 Things Can’t Live Without」
ファッション / カルチャー・マガジンのGQの「10 Thigns Can’t Live Without」は直訳でアーティストたちが「なくては生きていけないアイテム10選」を紹介する企画。財布や、香水は勿論、その人ならではの「いつも持ち歩いているアイテム」を知ることができ、ファンなら気になること間違いなしだろう。
(A$AP Ferg は友人のHodgyから貰ったこちらのぬいぐるみがお気に入りだそう)
・Complex 「Sneaker Shopping With Complex」
Complexによるアーティストとのスニーカー・ショッピング企画「Sneaker Shopping With Complex」。數十足を買い占めるフレックスもさすがだが、アーティストが幼い頃、「どんな靴を履いていたか」「初めて買ったエア・ジョーダン」など、スニーカーにまつわる裏話にも注目。
・McGuffin
ユースカルチャーを通してミレニアル世代の心を動かす動画メディアMcGuffin。日本のユース・カルチャーを代表するアーティストたちの想いが込められたインタビュー動画が多数アップされている。Okamoto’sからハマ・オカモト、DJのLicaxxx がホストを務め、注目のアーティストたちとお酒を飲み交わしながら雑談する「Mellow Down Easy」を見ながら、その場にいる気分で晩酌するのもオススメだ。
・Bandstand
ヒップホップの魅力の一つは「サンプリング文化」だろう。どんなネタを使うかは勿論、素材をどんな風に生かして、アレンジするか。という美学がそこには詰まっているわけだが、それを解説してくれるのがこの「Bandstand」というチャンネルだ。アルバム丸ごと解説してくれるもの、ユニークなサンプル集など、幅広い角度からその魅力を伝えてくれる。
・チャンネル日本語ラップ研究
「Bandstand」では海外アーティストが中心だったが、こちらは日本語ラップにおけるサンプリングを動画で伝えてくれている。更新は止まっているものの、日本語ラップ・シーンにおいてはサンプリング・ソースがわかる情報源は少なく、非常に貴重かつ面白いチャンネルだ。
・Snoop Dogg TV
レジェンドSnoop Dogg によるYouTubeチャンネル「Snoop Dogg TV」。アーティストを招いてマリファナを吸いながらニュースを届けたり、雑談(質問)をしたり、フリースタイルをしたり、中にはSnoop がアメフトのテレビ・ゲームをするものなど、まさに「なんでもあり」である。Snoop や多くのアーティストと一緒にチルしよう。
・Kenny Beats
コネティカット州出身、Freddie Gibbs や Vince Staples, JPEGMAFIA, Gucci Maneなどのプロデュースも行ってきたKenny Beats。アーティストをスタジオに招いて、その場でフリースタイルを披露する「The Cave」シリーズは要注目。
・Justice Der
ヒップホップ / ラップ・ミュージックのギター・アレンジ動画を投稿しているJustice Der。原曲の良さを生かした心地よいサウンドはBGMに持ってこい。ベッド・ルームで撮影されたビデオの雰囲気も魅力的だ。
・Cercle
(ヒップホップではないが)絶景をバックに、DJ / アーティストのプレイを堪能できるチャンネル「Cercle」。FKJのウユニ塩湖でのライブは美しすぎるので是非チェックして見て欲しい。
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