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May 30, 2020
黒人男性が警察官に窒息死させられた事件を受け、アメリカは今、怒りと悲しみの声に包まれている。そんな最中にニューシングル「ATL Freestyle」のリリースを控えたアトランタ出身のシンガー6LACK(ブラック)は、あるオープンレターをソーシャル・メディアにて公開した。
手紙の中には「俺の心、そしてこの肌の色をもってして、不正に対して、自分の意見を明確にせずに人前に立つことは許されないと思う。」とアーティストとして、そして、アフリカン・アメリカンとして自身の意思を表明する必要性を語りながら、今起こっている悲惨な出来事に対して「立ち上がろう」と、ファンを励まし、鼓舞する内容が綴られている。
一言言わせてくれないか。
ここの心の中にある痛みと怒りを抱えた今この状態で、新曲をリリースするのは最優先事項ではないと思う。
こんなにも頻繁に黒人、仲間が息を引き取るのをテレビや携帯のスクリーンで毎日のように目の当たりにしている。今の感情を表せるものはないよ。
「アメリカで黒人である」ということは、一定の人よりも「価値が低い」と見なされることに他ならないんだよ、この国の中では。
俺の心、そしてこの肌の色をもってして、不正に対して、自分の意見を明確にせずに人前に立つことは許されないと思うから、俺は今こうやって手紙を書いてる。
「いつも、そしてこれからも、音楽の前に、まずは仲間へのリスペクトこそが最初にあるべきだ。」
今夜に音楽をリリースする予定で、明日にもビデオをポストするつもりだった。でも、このプラットフォームに、より重大な社会的な話題を知らせることなしに、音楽だけ出すなんて正しくないはずだ。
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George Floyd、Ahmaud Arbery、Breonna Taylor、そして名前が報道されていない多くの人など、権力の濫用と、人種差別によって亡くなった人たちの死は決して無駄ではない。
俺は痛みを抱えた全ての人の声を聞くことはできない。どうやって対処すればいいんだろうか。俺たちはもう、うんざりしてるんだ。
「そして、そうあるべきだ」
俺たちは行進を続け、膝をつけ、署名を行い続けてきた。もうハッシュタグにはうんざりだ。
俺たちの中には、絶望の中で、何をすべきかわからなくて困惑している人も沢山いるだろう。けど俺たちに今できるのは、助けを求める隣人に手を貸すことだ。お互いのために立ち上がろう。- 愛を込めて。6。
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