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I. Pink Toes

Because The Internet (2013) : Track 17

チャイルディッシュ・ガンビーノ(ドナルド・グローヴァー)の『Because The Internet』は19曲のトラックだけでなく、インターネット上に彼自身が記した脚本が執筆された一枚に。曲と曲の間に、彼が作り出したストーリーが一つ一つの曲の理解をさらに深めてくれます。

Jhene Aikoとの一曲である” Pink Toes “はボーイ(=チャイルディッシュ・ガンビーノ)と、ナオミ(=Jhene Aiko)との日常が描かれています。少年はドラッグディールを生業としていて、仕事に出かけるたびに心配するナオミという構図で物語は進んで行きます。” Pink Toes “はYoung White Female(若い白人女性)という意味の単語。またその語とほぼ同意のWhite girlはコカインのスラングということで、コカインを意味するようです。


[Intro: Childish Gambino]
Rainbows, sunshine, everywhere we go
レインボー、サンシャイン、どこに行ってもね
(レインボー・サンシャインはどちらもLSDを表す用語。ボーイがドラッグディールをしていることから)

Rainbows, sunshine, go
レインボー、サンシャイン、行くぜ

 

[Hook: Childish Gambino]
Rainbows, sunshine
Rainbows, sunshine
Rainbows, sunshine, yeah
Rainbows, sunshine
レインボー、サンシャイン

 

[Bridge: Childish Gambino]
I thought I told you ‘bout it (act like you know)
この仕事のことは言ったはずだろ (わかってるフリしてくれよ)
(ドラッグ・ディールのこと)

(Act like you know, act like you know)
(知ってるフリしててくれよ)

You don’t leave home without it (move that kilo)
これなしじゃあ家からは出られないんだ (何キロも運ぶんだ)

(Move that kilo, move that kilo)
(何キロも運ぶんだ)

She on my back about it (C3PO)
彼女は俺の後ろにピッタリついてる (C3PO)

(C3PO, C3PO)
(まるでC3POみたいだろ)
(C3POはスターウォーズに出てくるロボットのキャラクター、チューバッカの背中に抱えられていたシーンがあります)

And all the time (act like you know)
それにいつもそうさ (わかってるふりしててくれよ)

Oh oh, yeah (Act like you know, act like you know)
ああ、そうさ (君は理解してくれてただろ)

 

[Verse 1: Childish Gambino]
How could you ever question? They know better to mention


なんでそんな質問ができるんだ?みんな君には言うべきだって

(脚本から。ナオミはボーイのドラッグ・ディールという仕事の危険性に少し疑問を持っています。しかし、彼女を養うことができているのは、彼の仕事のおかげだと)

The Budget truck ain’t just enough to make her pay attention

貨物トラックじゃ彼女の注意を惹くことはできなかったみたいだね

(貨物トラック=荷物を運ぶもの、ドラッグディールと結びつきます。高級車ではなく、貨物トラックというのは、彼の仕事がきらびやかではないことを表しています)

The who, what, why and where, they sport the flyest pairs

誰だろうが、どこだろうが、周りのやつはイケてる靴を見せびらかせてる


She got the nicest hair and she know life is better with this nigga

でも彼女だって最高の髪を手に入れたし、稼いでる俺と一緒にいた方がいいってわかってるさ
(彼が金を持っているから、髪の毛も手入れも十分にできる)


It’s crazy how the world look different

世界の見え方がこんなにも変わるなんて、クレイジーだね


It’s crazy how the girls look different
女の子の見方がこんなにも変わるなんて、クレイジーだよ


The colors and the sounds so vivid
目に見える色や、耳に入る音が超鮮やかで
(冒頭のLSDなどのドラッグの影響・リッチになったことで世界の見え方が変わったことの二つの意味でしょう)

You never catch your boy po-pimpin’
もう君はこの貧しい少年を捕まえることはできないね
(po-pimpinはpoverty pimpの略語。貧しかったもののドラッグなどで成功した人のことを指します。捕まえることができない=ドラッグでハイになっていることが示唆されます)


Me sittin’ on the sidewalk, now that don’t sound right
ストリートの脇に座ってる俺、今は違うけど
(ストリートの脇でドラッグディールをしている光景が思い浮かびます)


But as long as I look fly by prom night—go
プロムの夜にカッコ良ければそれでいいのさ、いくぜ

 

[Hook: Childish Gambino]

Rainbows (ho!) sunshine

Rainbows (ho!) sunshine

Rainbows, sunshine, yeah
Rainbows, sunshine
レインボー、サンシャイン

 

[Verse 2: Jhene Aiko]

He slangs, his yay, through the corridors
彼の喋り声が廊下を伝って聞こえてくる

Every day, 20K, yep, at the very least for sure
毎日2000ドルも稼ぐの、最低でもそのくらいは確実ね


And they say there’s no way
周りの人は、それしか稼ぐ方法は無いって


I should stay with someone like you, but I tell them no
私はあなたみたいな人といるべきなの、でも周りの人には「そうじゃない」って言ってる


There’s no way I could stray
だけどもう迷うような道はないわ


Gotta stay with someone like you
あなたみたいな人と一緒にいないと
いけないの

‘Cause I know one day
だって私はわかってるから、いつか

You could take me away, far away
あなたがどこか遠くに連れて行ってくれるって


I know you could pay
あなたならそのくらいお金持ちになってくれるわ

All the money you made, there’ll be plenty of
sunshine
あなたが稼いだそのお金があれば、山ほどのサンシャインが待ってるから
(この”サンシャイン”はハワイなどのリゾート地の太陽・冒頭のドラッグの二つの意味でしょう)

[Bridge: Childish Gambino]

I never worry ‘bout it (act like you know)
心配することなんて何も無いさ (わかったフリしててくれよ)

(Act like you know, act like you know)
(わかってるフリしててくれよ)


I have my nigga count it (back up them O’s)
仲間もみんなこれに頼りっきりだ (そのオンスは取っておけ)

No, no (back up them O’s, back up them O’s)
(あいつらにオンス分とっておけ、取っておいてくれ)


She’s dressed up in gold (dressed up in gold)
彼女がゴールドにドレスアップしてる
(C3PO, C3PO)
(まるでC3POみたいにね)


I’m out of time (act like you know)
もう時間がないよ (わかってるフリしてくれよ)

Oh, no, no, no (act like you know, act like you know)
(わかったフリをしてくれよ)

 

[Outro: Childish Gambino]

I’m out of time, oh no no
もう時間切れさ


Out of time, oooh
時間切れなんだ


I’m out of time, out of time
もう終わりだよ、時間切れさ (サイレンの音が聞こえてきます)


La-la-la, la-la-la (go)


NEXT : SCREEN PLAY 5

 

BECAUSE THE INERNET
ALL STORIES AND ALL SONGS


SCREEN PLAY (STORY) PART 1

Ⅰ. Crawl

SCREEN PLAY 1-2 

Ⅱ. Worldstar

SCREEN PLAY 1-3

Dial Up (No Lyrics)

Ⅰ. Worst Guys (Feat. Chance The Rapper)

 

 

SCREEN PLAY PART 2

Ⅱ. Shadows

SCREEN PLAY 2-2

Ⅲ. Telegraph Ave.

SCREEN PLAY 2-3

Ⅳ. Sweatpants

SCREEN PLAY 2-4

V. 3005

 

 

SCREEN PLAY 3

Playing Around Before Party Starts (No Lyrics)

Ⅰ. The Party

SCREEN PLAY 3-2

Ⅱ. No Exit

SCREEN PLAY 3-3 (Death By Numbers)

 

Ⅰ. Flights Of The Navigator

SCREEN PLAY 4

Ⅱ. Zealots Of Stockholm

SCREEN PLAY 4-2

Ⅲ. Urn

SCREEN PLAY 4-3

 

 

Ⅰ. Pink Toes

SCREEN PLAY 5

Ⅱ. Earth: The Oldest Computer (The Last Night) (Feat. Azelia Banks)

SCREEN PLAY 5-2

Ⅲ. Life: The Biggest Troll (Andrew Auernheimer)


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