GETTY IMAGE / MTV
DECEMBER 3 , 2019
フィラデルフィア出身、” XO Tour Llif3 “のヒットでも知られるラッパーLil Uzi Vert(リル・ウジ・ヴァート)はすでに4枚のEP、1つのアルバムをリリースし、ラップ・ゲームに確固たる地位を築いた。
2017年8月にリリースしたデビュー・アルバム『Luv Is Rage 2』以降、まとまったプロジェクトを発表していない彼は現在、待望のセカンド・アルバム『Eternal Atake』をまさに製作中だ。
先行シングルである” That’s a Rack “、” Sanguine Paradise “の2枚をすでにリリースし、先日” Futsal “と題された楽曲の一部を公開したこともあり、プロジェクトは徐々に完成に近づいていることがわかる。
リル・ウジ・ヴァート、来たるニューアルバム『Eternal Atake』からシングル” Futsal “を一部公開🎧
「フットサル・シャッフル」というダンスを披露しております👀#Futsalshuffle2020 #FutsalShuffle
— SUBLYRICS (@thesublyrics) December 2, 2019
そんな彼が製作中の印象的なエピソードをツイッターにて明かした。
Yes it’s true @tylerthecreator Told me my beats wasn’t hard enough I love that nigga honesty 🔥🔥 thanks big bro ++®️
— Uzi London 🌎☄️💕® (@LILUZIVERT) November 30, 2019
” そうだよ。@タイラー・ザ・クリエイター が俺にビートが十分ハードじゃないと伝えてくれた。あいつの正直なところが好きなんだ。ありがとうビッグブロ。”
最新アルバム『IGOR』がグラミー賞「Best Rap Album」にもノミネートされ、プロデューサーとしても輝きを放つタイラーから製作中のビートについて意見を受けたとリル・ウジは語る。
作品のコンセプトや全体のイメージから苦渋の決断をしたグライムMC・Stormzy(ストームジー)のエピソードを先日掲載したが、彼らにとって最高の作品を作り上げていく上で「正直な意見」というのは避けて通れない。
Stormzy(ストームジー)憧れの存在であるジェイ・Zのヴァースを断った理由を語る
タイラーは『IGOR』のファースト・トラック” IGOR’S THEME “でリル・ウジをゲストとして迎えるなど、お互いの信頼は厚い。「イエスマン」になることなく、他人の作品に正直に、時に否定的な意見をするのは当人のことを本当に想っていないとできることではない。
4枚目のスタジオ・アルバム『Flower Boy』で、10代の頃からの友人や、共に活動していたOdd Future(オッド・フューチャー)の仲間たちとの関係が仕事が忙しくなるうちに希薄になっていったことを心から嘆いていたように、彼は友人を大事にするメンタリティを持ち続けている。
残念ながら、待望のニューアルバム『Eternal Atake』のリリース日はまだ明らかになっていないが、このプロジェクトが彼にとって最高の状態でリリースされるその時を待ちたい。
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