Hell Bound (Ad 02)

Album : 『The Vince Staples Show』
Year : 2019
Produced by :  

カリフォルニア・ロサンゼルス出身のラッパーVince Staples (ヴィンス・ステイプルス)
今年8月に自身が脚本・演出を務める映像作品『The Vince Staples Show』をアナウンスしたヴィンスだが、今回紹介する” Hell Bound (Ad 01) “もその一部である。

『The Vince Staples Show』は単なる映像プロジェクトではない。チャイルディッシュ・ガンビーノ『Because The Internet』と同じように、映像作品と音楽アルバムが連動しながら進行していく珍しい形の作品だ。

まだエピソード1、エピソード2をご覧になっていない方は是非そちらから順にチェックしてみてほしい。

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タイトルに” Ad  – 広告 “という文字が入っているように、この作品は『The Vince Staples Show』の間に入り込む「CM」のような立ち位置を取っている。

今作のリリックでは、ヴィンスが生まれ育ったカリフォルニア・ロサンゼルスのノースサイドのリアル、Clips(クリップス)というギャングに所属しながら常に身の危険を感じながら生きていた日常を語っている。


これはあくまで予想に過ぎないが、プレ・コーラスにて「イエローテープ」というワードが登場するが、「The Vince Staples Show」のエピソード2、レイ・Jの自宅にて黄色のテープが階段に貼ってあった(写真右端)ことと何かしらの関係があるかもしれない。

[Intro]
I do it
やるぜ

(Turn it up)
(音を上げろ)

I do it, yeah
やるぜ、エイ

(Hey, turn it up)
(さあ、やろうぜ)

I do it
俺はやってやる

Ayy
エイ

 


[Pre-Chorus]
Man down, white sheets, yellow tape
人が倒れる、白衣にイエローテープ
(イエローテープ = 殺人を意味します。警察の立ち入り禁止テープから。白衣も同じく殺人を彷彿とさせますね)

That’s what you get for tryna hesitate
躊躇すれば、お前も同じザマになっちまう
(殺しを躊躇すれば、自分が殺される)

My homies go so hard they medicate
俺のホーミーたちはマジで本気だよ、だからみんな葉っぱを吸ってるんだ

We never making it to heaven’s gates
でも俺たちは天国の扉になんて辿りつけやしない

 

 

[Chorus 1]
Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
これは地獄行きの道、段々と落ちていく

 

 

[Verse 1]
Okay, now baby, let me see you drop that ass to the ground
オーケイ、さあベイビー、ケツを振るのを見せてくれよ

Okay, now baby, come and see me on the Norf of the town
オーケイ、さあベイビー、Norfの俺の街まで会いに来てくれよ
(” Norf “は彼の地元、LAのノースサイドを示しています)

You know I love you, let me cuff you if it’s round and brown
俺は君を愛してる、もし(ケツが)丸く、茶色なら叩かせてくれよ

Grandmama told me keep them homely, hungry citches from ‘round
おばあちゃんが言ってた「あいつらと仲良くしろ」って、腹を空かしたビッチが現れる
(彼はLAのギャングCripsと関わりがあるので、敵対関係にあったBloodsの頭文字” B “が用いられるワードをCripsの頭文字である” C “に変えています。リリックでは” Bitch “を” Citch “と言い換えています)

I told her everybody love me, she said, “Not them people, trust me”
だからそのビッチに言っといたよ「みんなお前を愛してる」って、そしたらこう言うんだ「あいつらビッチたちと私は違うわ、信じてよ」って

She said they just wanna fuck me, she said they just want some money
彼女言うんだ「ビッチたちは私と関わりたいだけ」って、「あいつらは金が欲しいだけ」って

She said they just want mandingo, don’t be giving up my C-Notes
「ビッチたちはマンディンゴが欲しいだけ、私のC-Notesは渡さないわ」
(マンディンゴ = ディックが大きい男性のこと。C-Notes = 札束)

I said, “These is blue strips”, throw ‘em up like a true crip
だから俺はこう言うんだ「ほら札束だよ」って、クリップみたいに投げつける
(ブルーはCripsのチームカラーですね)

Growing up I was too slick, you can’t play me ’cause I got the game
俺は賢すぎた、お前じゃ俺をもて遊べやしない、だってゲームを支配してるのは俺だから

 

 

[Chorus 2]
Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
これは地獄行きの道、段々と落ちていく

Okay, now baby, let me see you drop that ass to the ground
オーケイ、さあベイビー、ケツを振るのを見せてくれよ

Okay, now, hellbound, it’s goin’ down
オーケイ、これは地獄行きの道、段々と落ちていく

Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
これは地獄行きの道、段々と落ちていく

Okay, now baby, let me see you drop that ass to the ground
オーケイ、さあベイビー、ケツを振るのを見せてくれよ

Okay, now
オーケイ、さあ

 

 

[Verse 2]
Sweet Baby Jesus
スウィート・ベイビー・ジーザス

Please give me the strength to keep from maxing out my Visas
俺にVisaを限度額まで使わないように我慢する力を与えてください

Lunch at Matsuhisa, no more eating Little Caesars
マツヒサでランチ、リトル・シーザーズなんてもう食わねえよ
(マツヒサ = アメリカの高級日本食レストラン。リトル・シーザーズはチェーンのピザ屋)

Pressure life can stress you out when everybody need ya
みんなが君を必要とすれば、人生のプレッシャーが君を追い立てる

Love ya but they’ll bleed ya, got it out the hard way
君を愛してる、でもみんなはいつか君を傷つける。ハードな道のりを打ち明ける

Artesia Boulevard Way, ayy, Ramona Park way
アーテジアの大通り、ラモナ・パークまでの道
(LAの地名)

Ayy, we did it our way and can do it all day
エイ、俺たちは自分たちのやり方で成功した、毎日でもやってやるよ

You see I live for that, tell him kill that noise before I kill his ass, man
俺はそのために生きてんだよ、あいつに言っといてくれ、死にたくないなら黙ってろってな

 

 

[Chorus 3]
Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
Hellbound, it’s goin’ down
これは地獄行きの道、段々と落ちていく

Okay, now
オーケイ、さあ

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