Slide
Funk Wav Bounces Vol.1 (2017) : Track 1
カルヴィン・ハリスの『Funk Wav Bounces Vol1 』は客演に、R&B、ヒップホップ/ラップのカラーを前面に押し出した作品に。西海岸の雰囲気が溢れる、洗練されたファンク・サウンドが輝いております。同じく2017年にリリースされたドレイクの” Passionfruit “も然りですが、トロピカル系・ファンク系のエレクトロなサウンドがこの時期から一気に勢いを増した感じもありますし、音楽シーンに大きな影響を与えた作品であることは間違いなさそうです。やっぱり抜群に音が気持ちいいですね。。
今曲” Slide “はフランク・オーシャンとミゴースを客演に迎えた一曲。
” Slide – 恋愛感情なしで性行をする女性 “というスラングがタイトルになっています。
また、冒頭から終盤まで、パブロ・ピカソの絵画『boy with a pipe – パイプを持った少年』が登場しています。
Pablo Picasso ” boy with a pipe “
[Intro: Frank Ocean]
I might
Empty my bank account
銀行の口座を空にしちまうかも
And buy that boy with a pipe
「Boy with a pipe」を買っちまうんだ
(パブロ・ピカソ1905年作「パイプを持った少年」のこと)
Buy that boy with a pipe
「Boy with a pipe」をね
I might, I might
Empty my bank account
口座の中全部使っちまうかも
And buy that boy with a pipe
それで「boy with a pipe」を買うんだ
Buy that boy with a pipe
「boy with a pipe」を買っちまうかもな
I might
買っちまうかもな
[Chorus: Frank Ocean]
Do you slide on all your nights like this?
毎晩こんなことばっかりしてるのか?
(” slide “は恋愛感情なしで性行することを表すスラング)
Do you try on all your nights like this? (I might)
毎晩こんなことしようとしてるのかい?
Put some spotlight on the slide
スポットライトをあの女に当ててくれ
Whatever comes, comes through clear
そしたら何が起きようとも、ハッキリするからね
Do you slide on all your nights like this?
毎晩こんなことばっかりしてるのか?
Do you try on all your nights like this? (I might)
毎晩こんなことしようとしてるのかい?
Put some spotlight on the slide
スポットライトをあの女に当ててくれ
Whatever comes, comes through clear
そしたら何が起きようとも、ハッキリするからね
[Verse 1: Frank Ocean]
All this jewelry ain’t no use when it’s this dark
この宝石も全部、真っ暗じゃ意味がないね
(真っ暗なところでは、宝石は反射して輝きません)
It’s my favorite part, we see the lights, they got so far
俺はそういうのが好きなんだ、今まで手にしてきた栄光が、目に見えるだろ
(宝石をつけることは、今まで手にしてきた成功や名声の証明になります)
It went too fast, we couldn’t reach it with our arms
その光はすぐに消えていく、俺たちの手では届かないほど早いんだ
Wrist on a wrist, a link of charms, yeah
二人の手首にはブレスレットが繋がってる
Laying, we’re still a link apart
でも俺たちはまだ、離れてるんだよ
(もう一人の存在が語られ、二人はブレスレットをつけている = 二人が物理的に重なりあっていることがわかりますが、彼らの心はまだ密接ではないんですね)
It’s like we could die here all young
俺たちここでみんな、若くして死ねるみたいだ
(この部分の「死」は、むしろ「生まれ変わること」を意味しているように思えます。最新アルバム『Blonde』は過去を振り返り、最後のトラック『Futura Free』で未来が自由であることを表現していますが、彼は『Blonde』以降、Def Jamとの契約を破棄し、自分のレーベルを持ったことを含め、「生まれ変わった」という意識を持っていると考えられます)
Like we could dye hair all blonde
俺たちみんな髪の毛をブロンドにできるみたいだぜ
(以前の自分を「変える」ことができると。ここも同じように「生まれ変わる」ことを示唆しているように思えます)
If we could see in twenty twin
もし俺たちの目が、遠くまで見えるほど良かったら
(この” 遠くまで “は「未来」のことを指しているように思えます)
Twice we could see it ‘til the end
この関係が終わるまで、2度会えるはずさ
[Verse 2: Quavo]
Put that spotlight on her face (spotlight)
彼女の顔にスポット・ライトを当ててくれ (スポットライトをさ)
Put that spotlight on her face (ah, yeah)
彼女の顔にスポットライトを当てるんだ (あぁそうさ)
We gon’ pipe up and turn up (pipe up)
俺たちは声を張り上げて、音量を上げるぜ (張り上げるんだ)
We gon’ light up and burn up (burn up)
火をつけて、葉っぱを燃やすのさ (燃やすんだ)
Mama too hot like a (like what?)
ママは超ホットなんだ、まるで (まるで何だ?)
Mama too hot like a furnace (furnace)
ママは窯みたいに超ホットなんだぜ (窯みたいだよ)
I got a hundred G’s in my Goyard (G’s)
ゴヤードの中には10万ドルが入ってる (大金だぜ)
(Goyardはフランスの高級ブランド。バッグやスーツケースなどで有名です)
My diamonds gon’ shine when the lights dark (shine)
明かりが消えていっても、俺のダイアモンドは輝くぜ (キラキラな)
You and I take a ride down the boulevard (yeah)
君と俺で大通りを下ってく
And your friends really wanna break us apart
君の友達は、俺たちをマジで別れさせたがってるじゃねえか
Good lord
何てことだよ
[Verse 3: Offset]
(Offset!) Good gracious
(Offset!) なんてこったよ
Starin’ at my diamonds while I’m hoppin’ out a spaceship
俺が宇宙船に乗り込むと、君は俺のダイアモンドに驚いてる
(ここでの宇宙船は「車」のこと。ロールス・ロイスの車はオプションで車内の天井を星空のように、輝かせることができます)
Need your information, take vacation to Malaysia (Info)
君のことを教えてくれよ、マレイシアにでも旅行に連れていってあげようか (君のことをさ)
You my baby, the paparazzi flashin’ crazy
君は俺のベイビーだよ、パパラッチはアホみたいにフラッシュをたきまくってる
She swallowed the bottle while I sit back and smoke gelato
俺が座ってジェラートを吸ってる時、彼女はボトルに吸い付いてる
(ジェラートは葉っぱの一種。彼が葉っぱを吸っている間、彼女は” ボトル “を吸っています)
Walk in my mansion, twenty thousand painting, Picasso
俺のマンションにおいでよ、ピカソの20000ドルの絵が飾ってあるからさ
Bitches be dippin’, dabbin’ with niggas like a nacho
ビッチたちは俺にどっぷりさ、ナチョスみたいにね、みんなダブしてるぜ
Took off her panties, diamonds dancin’ like Rick Ricardo
彼女の下着を脱がせるのさ、ダイアモンドが踊ってるよ、まるでRick Ricardoだな
(Rick Ricardoは1950年代のテレビ番組” I Love Lucy “に登場するキャラクター)
She havin’ it, went to college, workin’ on her bachelor
彼女は大学に行って、その学位で働いてる
I know you got a past, I got a past, that’s in the back of us
君にも過去があるよな、俺だってあるよ、それが今の俺たちを作ってるだろ
Average, I’ma make a million on the average (M’s)
平均だね、俺は平均でもミリオンを出してんだよ (ミリオンだぜ)
I’m ridin’ with no brain, bitch, I’m out of it
頭脳がなくても成功してんだ、ビッチ、俺が一番だぜ
[Chorus: Frank Ocean]
Do you slide on all your nights like this?
毎晩こんなことばっかりしてるのか?
Do you try on all your nights like this? (I might)
毎晩こんなことしようとしてるのかい?
Put some spotlight on the slide
スポットライトをあの女に当ててくれ
Whatever comes, comes through clear
そしたら何が起きようとも、ハッキリするからね
Do you slide on all your nights like this?
毎晩こんなことばっかりしてるのか?
Do you try on all your nights like this? (I might)
毎晩こんなことしようとしてるのかい?
Put some spotlight on the slide
スポットライトをあの女に当ててくれ
Whatever comes, comes through clear
そしたら何が起きようとも、ハッキリするからね
[Outro: Frank Ocean]
I might empty my bank account (ooh)
銀行の口座を空にしちまうかも
And buy that boy with a pipe (ohh, yeah)
「Boy with a pipe」を買っちまうかもな
Buy that boy with a pipe
「Boy with a pipe」をさ
I might, I might (slide)
Empty my bank account
口座の中全部使っちまうかも
And buy that boy with a pipe
(Do you slide on all your nights like this?)
それで「boy with a pipe」を買うんだ
(毎晩こんなことばかりしてるのかい?)
Buy that boy with a pipe
「boy with a pipe」を買っちまうよ
I might
買っちまうかもな
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