monster
I AM > I WAS (2018) : Track 13
先日リリースされた『I AM > I WAS』から13曲目” monster “はチャイルディッシュ・ガンビーノを迎えた一曲に。
金や名声を一度得ることで、人は金や名声のために何でもしてしまい、友達さえ信用できないモンスターに豹変してしまうことを語っています。そんなラップ・ゲームにはびこるモンスターたちに対し、彼らは「金のためにラップをしているんじゃない」と苦言を呈します。実際に21サベージは2018年2月インスタグラムで、「無駄に金を使うことをやめたんだ、車や宝石はいらないから、一生グッドでいられるだけの幸せをくれよ」と語っています。
2018年いっぱいで音楽活動を辞めると言われているチャイルディッシュ・ガンビーノ。今曲は最後の客演になったのでは?と言われています。実際のところはわかりませんが、ファンとしてはこれで最後になって欲しくないところですね。。
[Intro: 21 Savage]
Power,
パワー
The money and the fame make a monster
そして金と名声がモンスターを生み出すんだ
A monster
まさにモンスターさ
Power,
パワー
The money and the fame make a monster
そして金と名声がモンスターを生み出すんだ
A monster
まさにモンスターだよ
Yeah, yeah, yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah, yeah, yeah, yeah, oh
Yeah, yeah, yeah, oh
[Verse 1: Childish Gambino]
Feelin’ so good, might smoke somethin’ (Ayy)
気分は最高だよ、何か吸ったんだっけな
Hit it so good, might choke somethin’ (Ayy)
超気持ちいいね、何か吸っちまったのかも
Might pull out, the game so weak
もうやめちまうかも、ラップゲームはレベルが低すぎるからさ
Fuck it, you can go and have both of ‘em
クソだね、やり始めたら両立できちまうって
(彼はラップと俳優どちらも両立させています。全てを捧げずにも成功できてしまうラップシーンのレベルの低さを語ります)
Zone 6 nigga, I come from
Zone6、俺の出身さ
(イースト・アトランタは別名Zone6。Gucci ManeやFutureなどもここの出身)
Neighborhood soundin’ like, “Pop, pop” (Pop, pop)
近所じゃ銃声が鳴り響いてる” Pop, Pop”って
Pick ‘em up, roll ‘em out
銃を持つんだ、ヤりに行くぜ
All of that drip drip there got young boy drop drop (Drop drop)
イケてるものを得るためにヤングボーイたちは落ちてく一方さ
(いわゆるマンブルラッパーたちの時代のことを指しています。dripはゴールドなど自慢するためのモノのこと)
Ayy ayy (Ayy ayy), oh (Oh)
エイ、エイ
Where that money go? (Go)
金はどこに行っちまうんだ?
I was livin’ fast (Fast)
俺は生き急いでたけど
They gon’ watch ‘em slow (‘Em slow)
あいつらはトロトロ周りを伺ってる
(同じような音楽しか生み出さない若手ラッパーに苦言を呈します)
All these niggas got six figures, they won’t miss an O (O)
そいつら全員何千万もゲットしてる、0の一桁も見逃さないんだ
I’m gon’ shoot they baby mama if I got the pole, oh, ayy (Ayy)
もしライフルを手にしたら、お前らのベイビー・ママも撃ち殺してやるよ、エイ
Bodyguards goin’ through customs (Customs)
ボディガードたちは税関だって抜けられる
Both of them boys got handguns
あのガキたちもハンドガンを持ってるんだ
‘Cause most of your friends, can’t trust ‘em
だってお前ら、友達のことさえ信用できないんだろ
Clout chasin’ (Clout chasin’)
影響力のあるモノを追い続けてる
(Cloutとは「影響力」という意味で、最近では金や名声など色々な意味もこもっているスラング。このクラウトを得るために若手ラッパーたちは必死になっています)
Let me truth on the verse (Yeah)
このバースで真実を示させてくれ
If they paid you to do it, you don’t gotta ask what you worth
ファンたちがお前に金を払うなら、どんなことだってしなきゃいけないって思ってるだろ
Me and Savage, we came from the dirt
俺とサベージ、俺たちは底辺からやってきた
If you rappin’ for money, you silly
もしお前らが金のためにラップしてるなら、お前らバカだぜ
This shit ain’t a milli’, this shit is a hundred
これはミリオンじゃない、ハンドレッドなんだ
(彼は以前から、「ラップは趣味だ」と語っています。つまりお金は必要としてないと)
The industry savage and most of you average
この世界での” サベージ “は、もう普通になっちまってる
(ファンたちは、ラッパーの行動のおかしさに慣れてしまっているということ)
Ain’t ‘fraid of no static, I’m bustin’, I’m bustin’
落ち着かなくたって怖くないさ、俺は本気だぜ
(デビューアルバム『Camp』”Sunrise”から引用)
He might be an addict, he drinkin’ that ‘Tussin
あいつは中毒になってるかも、Tussinを飲んでるんだ
(Tussinは咳止めシロップ、リーンのこと)
He know where you live, where you work, do you trust him? (Nope)
自分がどこに住んでて、何を職業にしてるかわかってるだろ。あいつのこと信用できるのか? (できないね)
(いかにこの業界の人々が信用できない世界なのかを語ります)
[Chorus: Childish Gambino & 21 Savage]
Power,
パワー
The money and the fame make a monster
そして金と名声がモンスターを生み出すんだ
A monster
まさにモンスターさ
Power,
パワー
The money and the fame make a monster
そして金と名声がモンスターを生み出すんだ
A monster
まさにモンスターだよ
[Verse 2: 21 Savage]
She below the belt, that’s a low blow (Low blow)
彼女がベルトを降ろす、それはロー・ブロウだぜ
(ロー・ブロウはボクシングでは禁止の行為である、腰より下の位置を殴る行為。彼女がブロウジョブをすることとかけています)
She gon’ try and blame it on YOLO (YOLO)
その女はそんなことばっかして、「人生一度きり」だからって。そのせいにしてる (YOLO = You Only Live Once)
Niggas out here tryna rap beef (Rap beef)
ここらの奴らはラップ・ビーフをしたがってる
I ain’t givin’ no free promo (No no)
俺は無料のプロモーションなんてしねえぜ
(それ自体にお金が支払われないこと、ショーなどではなく、インターネットのビーフなどですね)
He cuffin’, he a cop like Robo (Robo)
あいつが捕まえたって、警察さ、まるでロボだね (映画ロボ・コップのこと)
I’ma pass her to the gang like Romo (Romo)
俺は彼女をギャングにて渡すんだ、まるでRomoみたいにね
(Romoはアメフト選手にTony Romoのこと。アメフトのパスを彷彿とさせます)
Brand new ‘Rari, I’m solo (Solo)
最新のフェラーリ、俺はソロでやってんだ
Finna go shoppin’ in SoHo (21)
それでSoHoに買い物に出かけるってわけさ
You could dump me in the middle of the ocean
海のど真ん中に俺を着き落とせるかもな
I’m still comin’ out dry (Dry)
服一つ濡らさず、帰ってくるけどさ
You can leave me in the jungle with bears and tigers
猛獣の潜むジャングルに俺を置いていけばいいさ
I’m comin’ out fly (Fly)
空を飛んで帰ってくるぜ
I’ll take the stand for my brother
俺はブラザーたちのために立ち上がってるんだ
Put my hand on the Bible, I’m still gon’ lie (On God)
掲げた手の中にはバイブルが、俺はまだ嘘をつき続けるさ (神に誓ってね)
(アメリカの新大統領が聖書に手を置いて、誓いを立てる情景が思い浮かびます)
You can have all the fame in the world
お前は世界中の名声を手に入れることができる
All the money in the world, won’t stop no cry (Straight up)
それに世界中の全ての金もさ、もう泣かなくて済むな
Pain and the hunger made a savage (Savage)
痛みと飢えがサベージを生み出した
Came from the bottom, disadvantaged (‘Vantaged)
底辺から這い上がってきた、持たざる者ってワケさ
Then I started livin’ my dreams (My dreams)
だから自分の夢を生きることにしたんだ
That shit turned me to an addict (An addict)
それが今じゃ中毒になっちまってる
It ain’t ‘bout the money, you can have it (You can have it)
金のハナシじゃねえぜ、お前も持ってるだろ
Shawty got a booty, I’ma grab it (I’ma grab it)
いいケツした女の子を掴むんだ
In the fast lane, tryna dodge traffic (Skrrt skrrt)
追い越しレーンで、渋滞から抜け出すんだ
But I ain’t never dodged no static (On God)
でも静けさが訪れても逃げたりしない
(ここでいう静けさは、先ほどの” 無料のプロモーション “を行わないことで、話題のなさから訪れる静けさのこと)
War wounds, I got scars (21)
戦いで傷を負ったんだ、恐怖が俺を襲う
Teachers told me I wouldn’t be nothin’ but I went far (21)
先生が言ってた、俺が大物になるって、結局こんなところまで来たよ
I could pay your salary for ten years with one car (21)
あんたの給料なら、この車一つで10年は払えるだろうな
All the pain and all the struggle made a superstar (21, 21, 21)
全ての痛みと苦しみがスーパースターを生み出したんだ
[Chorus: 21 Savage]
Power,
パワー
The money and the fame make a monster
そして金と名声がモンスターを生み出すんだ
A monster
まさにモンスターさ
Power,
パワー
The money and the fame make a monster
そして金と名声がモンスターを生み出すんだ
A monster
まさにモンスターだよ
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